1946年のイギリスによるマラヤ連合案に対する激しい反対運動の中で、マレー人の優位を守るべく統一マレー人国民組織(United Malays National Organization:UMNO)が結成された。一方、同年、インド人はマラヤインド人会(Malayan Indian Congress:MIC)を、また、華僑は1948年に馬華公会(Malayan Chinese Association:MCA)をそれぞれ結成した。1955年に始めて行われた連邦評議会の選挙では、上記の3政党がマラヤ連合党を形成し、52議席中51議席をとり(UMN034,MCA15,MIC2)勝利を収めた。この、エスニックグループをそれぞれべースとする政党のスタイルと、UMNOを中心としてMCAとMICをジュニアパートナーとする政権政党の枠組みは、今日まで基本的に維持されている。